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路上鑑定日記②
ある日の路上鑑定でのことです。
目の前に座ったのは、
正直に言うと――
「ニート?引きこもり?」
と一瞬思ってしまうような風貌の、若い男性でした。
ごめんなさい、第一印象ってどうしてもありますよね💦
心の中でそっと反省しつつ、
「今日はどうされましたか?」と声をかけると、
「仕事のことを見てほしいです。」
(あ、ニートじゃなかったんだ〜)
と、心の中でひっそり訂正。
少しずつ話を聞いていくと、
案の定というか、やっぱりというか、
「つい最近まで、死にたいと思っていました」
と、淡々とした声で話してくれました。
表情はほとんど変わらず、感情もあまり表に出ない。
でも、言葉の端々から、相当しんどい時間を過ごしてきたことだけは、はっきり伝わってきました。
カードを切って、並べて、
いざめくってみると――
……あれ?
現状も、未来も、
意外なくらい明るいカードばかり。
正直、ちょっと拍子抜けするくらい。
(失礼ですが💦)
何かひとつのことに夢中になって、
コツコツと努力を積み重ねていて、
それがこの先、ちゃんと発展していく。
そんな流れが、カードの中にははっきり出ていました。
「今、何か打ち込んでいることはありますか?」
そう聞くと、少しだけ間を置いて、
「あります」
と短く答えました。
「それを仕事にしている感じですね。
好きなことを仕事にしているんだと思いますよ。」
そう伝えると、彼は少し考えてから、
「自分で選んだので、好きなんでしょうね。」
と返してくれました。
……無表情で。
いや、もう少し喜んでもいいんじゃない?
と心の中でツッコミつつも、
きっと今は、感情をどう扱えばいいのか分からない時期なんだろうな、と思いました。
鑑定中も、言葉は最小限。
表情もほとんど変わらず。
正直、ちゃんと伝わっているのか不安になるくらいでした。
鑑定が終わり、
「ありがとうございました。」
と立ち上がった彼は、
コンビニの袋をガサゴソと探し始めました。
そして、
自分が飲むために買ったであろう、
まだ温かいコーヒーを差し出して、
そのまま去って行ってしまったのです。
一瞬、何が起きたのか分からなくて、
少し遅れて、じわっときました。
あぁ、きっと嬉しかったんだな。
ちゃんと、届いていたんだな。
言葉や表情がすべてじゃない。
そう改めて教えられた気がしました。
「頑張れー!応援してる🎉」
心の中で、全力エール。
路上鑑定は、
寒かったり、暑かったり、
腰も痛くなるし、正直しんどいことも多いです。
でも、
こういう一瞬のやりとりがあるから、
「また頑張ろう」って思える。
私がまた一歩、前を向けた一日でした😆


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